頚椎ヘルニア



A:最初に飲む漢方薬です(痛み・シビレなどの症状が完全になくなるまでお続けください)

痛みやシビレの期間がまだ短い方の基本処方
症状が長引いてなかなか治らない方へ

B:Aのいずれか漢方薬を飲んで、症状が完全になくなってから「仕上げ」に飲んでいただく漢方薬です。

症状が完全になくなってから「仕上げ」に飲んでいただく漢方薬です。

(1)頚椎ヘルニアとは

◎頚椎とは

頚椎とは、背骨のうちで、首の部分にあたる骨のことです。そもそも、背骨とは、24個の「椎骨(ついこつ)」と呼ばれる小さな骨が積み重なって出来上がっています。その24個の椎骨は、首の部分にあたる頚椎、胸の部分にあたる胸椎(きょうつい)、腰の部分にあたる腰椎(ようつい)の三つに分類されます(正確には上記に三つ加えて骨盤部位の仙椎(せんつい)が存在しています)。頚椎は7本の骨から成り立っています。上から名前がついていて第一頚椎・第二・第三と、一番下が第七頚椎です。

頚椎の部分の椎骨は、他の部分に比べて最も小さな骨で出来ています。にも関わらず、大きな重い頭を支えるという大切な役割担っています。つまり、負担に耐えられず「問題」を引き起こしやすい構造になっています。特に現代社会の生活は、座りっぱなしの事務仕事やパソコン作業などの長時間の同一姿勢でいることは、頚椎に対して負担をかけることが増えてきています。

◎ヘルニアとは
ヘルニアとは「飛び出した状態」という意味です。つまり、「椎間板ヘルニア」とは「椎間板」が「ヘルニア(飛び出した)」の状態になってしまっている状態をあらわしている言葉です。「頚椎椎間板ヘルニア」とは「頚椎の椎間板」が「ヘルニア」のになってしまっている状態をあらわしている言葉です。
頚椎ヘルニアとは

頚椎ヘルニアは正式な名称は頚椎椎間板ヘルニアです。略して頚椎ヘルニアともいわれます。頚椎は7本の骨から成り立っています。そしてその骨と骨の間には、椎間板という骨と骨の間でクッションの役割をしているものが挟まっています。

頚椎ヘルニアは、このクッションの部分(椎間板)にひびが入って、その中の髄核(ずいかく)と呼ばれるものが飛び出して、神経を圧迫することにより、いろんな症状が出現する病気です。

良く似た病気に椎間板ヘルニアという腰の病気があります。椎間板ヘルニアが腰椎に起きたヘルニアであるのに対して、頚椎ヘルニアは、頚椎に起きたヘルニアで、それぞれ患部が異なるということです。

(2)頚椎ヘルニアの症状の特徴

昨日までは、全く何ともなかったのに、今朝起きてみると「ビリビリ!!」と首から腕に、刺されるような痺れが襲ってくる。それが頚椎ヘルニアの代表的な症状です。

7つの頚椎のうち、上位の頚椎が主な患部の場合には、

  • 1.頚椎(首)のシビレ
  • 2.親指・ひと指し指・中指等のシビレ、腕の上半分のシビレ

下位の頚椎が主な患部の場合には、

  • 1.頚椎(首)のシビレ
  • 2.腕の下側(小指・薬指・中指)のシビレ
  • 3.胸・腰の周辺のシビレ
  • 4.足先のシビレ

以上のような症状が出ます。
神経の圧迫の程度が軽い頚椎椎間板ヘルニアの場合は、頚椎(首)の違和感や、ある特定の姿勢をとった時、負荷がかかった場合に「ピリッ!」とするような軽い痛みを感じる程度で済む場合もあります。
そして、症状の進行は、上記の症状番号1⇒2⇒3⇒4の順に進んでゆくとお考え下さい。

一日の中でも、頚椎ヘルニアの症状の出方は色々です。例えば、朝は症状があまり出なくて、夕方になると頚椎ヘルニアの症状がひどくなるという方も少なくありません。頚椎ヘルニアの症状は、午前より午後、午後より夜というように、一日の中でも時間が経つにつれて症状が重くなることが多いようです。

手のシビレは、片手のこともあるのですが、進行すると両手になってくると言われています。また、手がシビレるまではいかなくても、お箸がもてなくなったり、細かい手作業が出来なくなることもあります。
手の症状だけでなく、足にも症状は現れます。足の症状としては、足のシビレ、足が固まってきて歩くのが困難になるなどです。

(3)頚椎ヘルニアの治療方法

治療法は、大きく3種類に分類されます。

  • 1.保存療法
  • 2.手術療法
  • 3.漢方療法
1.保存療法
主な治療法は、「ホットパック」や「レーザー」「遠赤外線」等を活用した保存療法です。患部を安静にさせるために頚椎カラーを装着することもあります。鎮痛治療という選択肢もあります。「ブロック注射」・「内服薬」・「坐薬」といった鎮痛効果の期待できる治療もありのす。患部、特に首の部分のこりをほぐすためにも温熱療法といってマッサージや血行促進のための治療も行われます。
 
頚椎ヘルニアの治療は、保存治療がほとんどで、完全に完治することを目的とした治療というよりも、今よりも症状を悪化させないようにすると言う治療が行われます。
2.手術療法
頚椎ヘルニアの手術は、基本的にはすぐには行われないことが多いようです。保存療法を行った上で、なかなか改善されない場合や改善の見込みがもてないほど重度の症状が出ている場合には、手術が検討されます。
 
頚椎ヘルニアの手術の危険性や合併症が気になると思いますが、どのような手術であってもあり得ることとして、出血や血栓、そして感染などがあげられます。頚椎ヘルニアの手術に特有のこととしては、気管支や食道に障害が起きることもあります。そして、手術を受けた後には声が出にくくなることもあります。また食道の神経が障害を起こすこともあります。その場合には、食べ物を飲み込んだりすることが一時的ではありますが難しい場合もあります。


当商品は全ての方に効果があることを保証するものではありません。病気には、様々な症状・病状があり、効果には個人差があります。

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