****************************************************************** 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報・57号2005.4.29 ****************************************************************** ーーー今週の内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  57号 日本人で初めてヤコブ病(BSE)で死亡者。しかし、ヤコブ病よりも     恐ろしい(かも知れない)「現実」が日本にある!?(後編) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆ちょっと一言◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは〜〜! 今回からお読みいただく皆様、はじめまして。 漢方の健康堂薬局の店主 長澤昭と申します。 当メルマガ「薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報」の購読を お申し込みいただいた皆さん、本当にありがとうございます。 当メルマガのバックナンバーは、当店ホームページに掲載してます(一部を除く)。     ↓ ↓ ↓ ↓ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html すでに前回以前からお読みいただいている皆様、今週もよろしくお願いします。 知らなかった!そうなんだ!目からウロコの新知識を毎週お伝えしてまい ります。分かりやすい表現ということを第一に考えて書いています。 「知ってて本当に良かった」と貴方に思って頂けるよう、頑張りたいと思 います。 ぜひ、ご意見ご感想をお寄せ下さいね。   kenkodo@oregano.ocn.ne.jp なお、ご質問に関しては、基本的には、メルマガの中で答えさせていただ きます。質問者のプライバシーは、氏名は匿名(イニシャルのみ)とし、住 所は県名のみ公表とすることで守ります。 ただし、健康や病気に関しての個人的なご質問で、それに個人的に答えて ほしいという場合は、メールではなくお電話でご質問下さい。 健康や病気という重要なこと故、双方向でお話した上でないと、適切なアドバイ スは難しいと思います。電話番号は055−987−9866です。 電話相談は10時〜19時までお受けしています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ーーー今週の内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  57号 日本人で初めてヤコブ病(BSE)で死亡者。しかし、ヤコブ病よりも     恐ろしい(かも知れない)「現実」が日本にある!?(後編) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まずは、先週の前編の「おさらい」です。 ◆初めに 変異型(へんいがた)ヤコブ病とは、BSE(牛海綿状脳症)に        罹(かか)った牛を食べたことにより感染する(とされている)        病気です。昨年の12月に死亡した日本人の男性は、その変異型の        ヤコブ型であった(可能性が高い)ことが判明しました。    1.「ヤコブ病」と「BSE(牛海綿状脳症)」と「狂牛病」と言う言葉の関係         狂牛病という呼び名は「俗称(ぞくしょう)」で、「牛海綿状脳症」        というのが正式な名称です。   そして、英語ではbovine spongiform encephalopathyですので        頭文字を取ってBSEとも言われます。         ヤコブ病は、正式名称をクロイツフェルト・ヤコブ病と言います。        そして、ヤコブ病とBSEの関係はと言いますと、ヤコブ病とは、        プリオンという名前の物が原因となっている病気の総称で、BSE        もその一種類であるという関係です。          2.ヤコブ病には、「変異型」、「孤発性」、「家族性」、「感染性」の4種類に      分類されています。         ヤコブ病は、BSEが問題となるはるか以前から知られていた        病気です。100万人に一人という、ごくまれに起きる病気で、        その原因が、ウイルスでも細菌でもなくてプリオンという物質が        原因であるということは、1920年代の初めにドイツの神経病理        学者によって発見されました。          (1)ただ、原因はわかったのですが、何故起こるか、つまり、             遺伝が関係しているのか、何かに感染したことにより起             きるのかといったことは分からないケースが圧倒的に             多かったのです。この「分からない」ケースの場合を、             「孤発性(こはつせい)ヤコブ病」と呼びます。          (2)「家族性ヤコブ病」             「家族性致死性不眠症」という名前が付けられている             病気の場合のように遺伝をする病気が原因となっている             場合。          (3)「感染性ヤコブ病」             脳の中にある硬膜(こうまく)という名前の膜の移植を             受けたことなどが原因で感染したヤコブ病のことです          (4)「変異型ヤコブ病」             今問題となっているのが変異型ヤコブ病です。なぜ             「変異型」という名前が付いているかと言いますと、             もともとは正常なものとして動物の体内に存在する             プリオンという名前のタンパク質が突然変異を起こし、             異常プリオンに変身して脳や脊髄(せきずい)で増える             ことにより発病するところから、「変異型ヤコブ病」と             呼ばれています。 3.プリオンとは  プリオンは、細菌・ウイルス・カビ・原虫・寄生虫のいずれでも        なく、私たち人間(や種々の動物)の体内に存在しているタンパク        質です。つまり、もともとは正常なものとして動物の体内に存在し        ています。ところが、プリオンが突然変異を起こし、異常プリオン        に変身してしまうと、病気を引き起こす原因となります。 4.バイ菌でもないのに、なぜプリオンが病気を引き起こすのか 一般的に病気は、バイ菌、つまり生物(生き物)によって引き        起こされます。プリオンは、私たち人間(や種々の動物)の筋肉・        爪・髪・神経細胞などを作っているタンパク質の一つで、生き物で        はありません。         そのプリオンが、何かの拍子(ひょうし)で異常な形になった        ものが病原体となります。この異常プリオンが身体に入り込むと、        身体の中にある正常なプリオンとくっついて(結合して)、正常な        プリオンを次から次へと異常なものに変えていってしまいます。        つまり「ねずみ算」式に異常プリオンは増えていきます。その結果、        プリオンが多く存在する神経細胞などに、さまざまな障害が発生し        ます。         BSE(牛海綿状脳症)で言えば、それに感染した牛の脳や脊髄        などを食べることにより、異常プリオンが身体に入り込んでしまっ        た結果、変異型ヤコブ病になってしまうということです。 5.BSE(牛海綿状脳症)騒動の発端 1980年代に、イギリスのある農場で飼われていた牛が、        真っ直ぐに歩けない、足がもつれて座り込んでしまう、攻撃的な        性格になってしまうなどの異常な行動とり、やがて、死んでしま        うという病気が発生しました。当時この牛の病気は、その症状の        特徴から「狂牛病」と呼ばれていました。         死んだ牛の脳を調べてみたところ、脳の中にスポンジ(海綿)の        ように沢山の穴が空いていました。穴は、元々は神経細胞や運動        細胞があった所です。つまり、神経細胞や運動細胞が障害されてし        まったことにより、異常な行動をするようになり、やがて死んでし        まったのでした。その特徴からこの病気は、牛海綿状脳症(BSE)        という正式な病名が付けられました。         やがて、牛海綿状脳症は、イギリスだけでなく、アイルランド・        フランス・ポルトガル・スペイン・スイス・ドイツなどでも確認        され、騒ぎは段々と大きくなっていきました。 6.BSE(牛海綿状脳症)が発生した原因 最初、牛の病気である牛海綿状脳症に牛が感染した原因は、牛が        異常プリオンが混入しているエサを食べたことが原因で発生したと        考えられました。         牛は、本来は、牧草を食べて大きくなります。しかし、それでは        成長までに長い期間がかかってしまうため、高タンパクな飼料を        食べさせることで、短期間で大きくすると言う方法がとられていま        す。配合飼料に肉骨粉を混ぜることで、高タンパクな飼料が出来上        がります。そして、イギリスでは、羊の肉骨粉が良く使われていま        した。         羊だけが罹(かか)る「スクレーピー」という名前の、牛海綿状        脳症に良く似た病気があります。その病気に罹っていた羊の肉骨粉        が配合飼料に混ざっていたことが原因で、牛海綿状脳症が発生した        と考えられました。 そう考えられた理由は、牛海綿状脳症に罹った牛は、イギリスの        牛が圧倒的に多く、そのイギリスでは羊の肉骨粉が良く使われてい        いたからです。                2004年のイギリス政府の統計によりますと、                2004年までの累計数で、牛海綿状脳症に                罹った牛は、全世界で194,109頭です。                そのうちイギリスの牛が189,158頭で、                97.3%と圧倒的に多いのです。(日本では                2004年末で14頭が確認されています)。 しかし、現在では、上に書いた説よりも、有力な説と考えられて        いるのは、羊の「スクレーピー病」は関係がないと言う説です。 それは、どういう説かと言いますと、・・・・・・・             ◎イギリスで「狂牛病」が発生した1980代よりずい              ぶん前に、イギリスで飼われていた牛の体内で、突然              変異で異常プリオン発生した。             ◎死んだその牛は、肉骨粉として飼料にされた。             ◎その飼料を食べた牛も牛海綿状脳症に罹った。そして、              その牛も死んだ。死んだその牛も、肉骨粉として飼料              にされた。             ◎その飼料を食べた牛も牛海綿状脳症に罹った。             ◎その結果、「ねずみ算」式に、牛海綿状脳症の牛が増              えてしまった。         今もはっきりした原因はわかっていませんが、この説の方が有力        だと考えられています。 ここまでが先週号の「おさらい」でした。 では、今週の内容です。    7.「種の壁」について 先週お送りした(前編)の「6」で、「羊だけが罹る『スクレ         ーピー』という名前の病気」と書きました。「羊だけが罹る」と         いうことについて説明させていただきます。          このことについては、当メルマガ46号(本年2月11日発行)         の「鳥インフルエンザウイルス『人から人への感染する可能性が 濃厚』」という中にも書かせていただいてあります。 結論を先に言いますと、「種」すなわち、動物の種類によって、         罹る病気が異なり、今回の例で言えば、「羊だけが罹り、他の種類         の動物は罹らない」というのを「種の壁」と言います。 当メルマガ46号「鳥インフルエンザウイルス『人から人への         感染する可能性が濃厚』」の中の、「種の壁」に関する部分を、         ここに再収録させていただきます。 46号を含む当メルマガのバックナンバーは、こちらからご覧         いただけます。 ↓↓↓↓↓↓         http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html −−−−−ここからが46号の再収録         1.1月25日の朝日新聞朝刊によりますと、・・・・            (1)記事のタイトル                鳥インフルエンザ、人から人への感染濃厚                タイの2人死亡 保健省などが確認            (2)記事の内容                ◎タイで昨年9月、鳥インフルエンザ(H5N1型)                 が原因とみられる肺炎で相次いで死亡した娘と                 母親は、人から人への感染の結果である可能性                 が大きいことが、タイ保健省と米疾病対策セン                 ターの詳細な分析で確認された。                ◎H5N1型ウイルスが変異して、人から人へ                 感染しやすい能力を獲得すると、世界的な大流                 行につながる恐れがあるが、今回のウイルスの                 遺伝子には、そういう変異は見つからなかった                 という。                ◎この例では、肺炎で死亡した少女(11)を病院 で看病した母親(26)とおば(32)からH5N1 型ウイルスが検出され、母親も肺炎で死亡した。                ◎少女は火葬されたためにウイルス感染は確認で                 きなかったが、病気の鶏と接触した疑いが強い                 ことや病状から、調査チームは鳥インフルエンザ                 感染と判断。母親らはそれぞれ十数時間、少女                 を看病した際に感染した可能性が最も大きいと                 した。                ◎これまでの人の鳥インフルエンザ感染は、ほと                 んどが感染した鶏との接触が原因。過去に香港                 やオランダでも人から人への感染が報告された                 が、人に感染しやすくなる変異は見つかってい                 ない。                ◎ベトナムで感染が確認された兄弟も、世界保健                 機関は21日、人から人への感染を「可能性の                 一つ」と発表している。         以上が記事の内容です。         2は省略。           3.つまり、ヒトに感染するインフルエンザウイルスと鳥に感染           するインフルエンザウイルスとは種類が違うので、鳥インフ           ルエンザウイルスは人間に感染することはない筈なのです。           ですから、(確かに沢山のニワトリが死ぬということは問題           ではありますが)そんなに大騒ぎすることはない筈なのです。         4.しかし、現実には、「とんでもない事態」が起きたのです。           さらには、「もっともっと、とんでもない事態が起きる可能           性がある」ということで、マスコミも鳥インフルエンザを           大きく取り上げているのです。           その、「とんでもない事態」と、「もっともっと、とんでもな           い事態が起きる可能性」について、以下にご説明させていた           だきます。             (1)「とんでもない事態」とは?                 ◎そもそも、ヒトが鳥インフルエンザウイルス                  に感染することは、絶対にあり得ないと言う                  ことではありません。鳥と日常的に接触する                  機会が多い職業(や立場)にある人が感染し                  た例は、過去にあります。                     イ)香港では、店頭で生きた鶏が売ら                       れているんですがその販売に携わ                       っていた人が感染した。                     ロ)ベトナムやタイでは、家庭の裏庭                       で鶏が飼われています。鶏を飼っ                       ている家の人が感染した。                     ハ)オランダでは、病気になった鶏の                       防疫(ぼうえき)業務に携わって                       いた人が感染した。                  一般的には、ヒトが感染するのは、鳥インフ                  ルエンザウイルスに感染した鶏に近距離で                  接触した場合、もしくは、その鶏の内臓また                  はフン(排泄物)に触ったことで、大量の鳥                  インフルエンザウイルが、ヒトの体内に侵入                  した場合だと考えられています。                 ◎ですから、ヒトが鳥インフルエンザウイルス                  に感染したということ自体は、(もちろん                  感染してしまったご本人にとっては、死亡率                  が30%と言われていますから大変な事なの                  ですが)、「とんでもない事態」とは言えない                  でしょう。                 ◎「とんでもない事態」とは、鳥インフルエン                  ザウイルスは、ヒトからヒトへは感染しない                  とされていたのが、感染した例が、立て続け                  に出てきたということなのです。                 ◎ヒトからヒトへ感染するとしたら、大きな                  流行になる可能性があり得ますから、これは                  「とんでもない事態」なのです。         (2)「もっともっと、とんでもない事態が起きる可能                性」とは?        ◎実は、この、「もっともっと、とんでもない                  事態が起きる可能性」とは、ウイルスの「変身」                  です。2月4日発行の45号「インフルエン                  ザウイルスについて」の「4.インフルエンザ                  ウイルスの『変身』と、ワクチン」の所に書                  いたことです。                 ◎つまり、ウイルスが「変身」して、全く新し                  いウイルス(新型インフルエンザウイルス)                  が出現するということが、「もっともっと、                  とんでもない事態」ということなのです。                 ◎新型インフルエンザウイルスが恐ろしい                  理由は、・・・                      イ)今問題になっている鳥インフル                        エンザ(A/H5N1)は、                        死亡率が30%と非常に高い。                        ちなみに、新型肺炎(SARS)                        の死亡率は10%です。                      ロ)しかも、インフルエンザは、                        SARSと比較にならないほど                        の、ものすごいスピードで感染                        が広がる。          ハ)死亡率が高く、しかも、ものす                        ごいスピードで感染が広がって                        ゆくのにも拘わらず、そのワク                        チンを、世界中の人に供給でき                        る量を製造するのには、一年以                        上かかる。                      ニ)もしかしたら、「ワクチンをよ                        こせ!」ということで、パニッ                        ク状態が起きてしまうかも知れ                        ません。         5.ですから、46号の再収録部分の冒頭「1」の日本経済新聞           の記事は、・・・・・・・・・               ◎母親の感染は、人から人(娘から母)への感染                 の結果である可能性が大きい。                ◎ただし、H5N1型ウイルスが、変異(「変身」)                 して、新型ウイルスが出現したのではないら                 しい。                ◎だから、ちょっと安心。だけど、新型ウイルスが                 出現するかも知れないから要注意だよ。           というのが、この記事の趣旨ということなのです。 −−−−−ここまでが46号の再収録でした。          上の再収録の内容の結論は、「種の壁」についての説明とは異         なりますが、「種の壁」についてはご理解いただけたのではない         でしょうか。 そこで、「種の壁」についての結論は、・・・・・            (1)「種の壁」のお陰で、人間が牛海綿状脳症に罹った              牛の脳や脊髄を食べたとしても、病気になる可能性              (確率)は、とても低い。            (2)人間が、牛の異常プリオンを食べた場合は、牛が牛               の異常プリオンを食べた場合と比較して、病気にな               る可能性(確率)は100分の1以下と言われてい               ます(10万分の1だと言う研究者もいます)。            (3)しかし、病気になるリスクは、決してゼロではあり               ません。そして変異型ヤコブ病になってしまうと、               現在のところ治療法はありません。ですから、注意               が必要と言うことになります。        8.ヤコブ病の症状と治療法            (1)症状  精神症状(不安感、抑うつ、行動異常)や歩行                障害などが最初の症状です。                 痴呆、けいれん発作を起こすようになり、発病                してから6ヶ月〜2年以内に、自発的に動いたり しゃべったりが出来なくなります(無動性無言=                むどうせいむごん)。そして死に至ります。            (2)治療法                現在のところ治療法はありません。        9.ヤコブ病よりも恐ろしい(かも知れない)日本の「現実」            (1)先週号(前編)冒頭に書きましたように、イギリス               に滞在していたことのある男性が、変異型ヤコブ病 で死亡していた可能性が高いということが分かりま               した。            (2)それを受けて厚生労働省は、献血血液の安全性を重               視するという観点から、1980年から1996年               にかけてイギリスとフランスに一日でも滞在した人               の献血を禁止するという「一番厳しい措置」(尾辻               秀久厚労相)取ることを決めました。            (3)「日本の厚生労働省も、危機管理を徹底させて良い               措置を取りましたね」と拍手喝采(はくしゅかっさい) したいところですが、そうとばかりは言えないよう               です。 (4)全てこのせいだとは言えないとは思いますが、この               決定をしてから、献血血液が不足気味になってしま               っています。               もし、献血血液が足りないことが原因で、「助かる               筈の人が助からなかった」という事態が起きたら               大変なことです。            (6)また、「一番厳しい措置」を取ることにより、風評               被害を作り出してしまうことがありはしないかとい               う懸念もあります。「風評被害なんて、変異型ヤコ               ブ病で死んじゃうことに比べれば、どうってことは               ない」とお思いの方もいらっしゃるかも知れません               が、自分自身の仕事が、その被害に遭ったとしたら、               「風評」であるだけに、何ともやり切れない思いに               なることでしょう。 (5)「一番厳しい措置」を取ることが、メリットだけな               ら何の問題もないのですが、デメリットもある以上、               「一日滞在でも」ではなく、科学的な裏付けを元に               した、一番適切な措置を取るというのが、正しい選               択肢ではないかと、私は思います。 (6)異常プリオンをどのくらい(の量)食べると変異型               ヤコブ病が発症するのかということは、良くわかっ               ていないというのが現実ですから、厚生労働省が取               った措置は、念には念を入れてという事なのでしょう。               しかし、「一日滞在でも」となると、責任回避のた               めの過剰反応ではないかという気もしないではあり               ません。            (7)メリットだけでなくデメリットがあるのにも拘わら               ず、「一番厳しい措置」そんな措置を取ったという               こと。そしてその措置は、決して科学的な裏付けに               基づく措置ではないということ。               そんな日本の「やり方」は、もしかしたら、変異型               ヤコブ病よりも「恐ろしい」「やり方」ではないか               と、私は思います。              以上、先週と今週の2回に分けて、「日本人で初めてヤコブ病(BSE)で死亡者。 しかし、ヤコブ病よりも恐ろしい(かも知れない)『現実』が日本にある!?」を お伝えいたしました。 ◆◆読者の皆様へのお願い◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ★まぐまぐの「読者さんの本棚」というコーナーは、貴方がお読みになっている  メルマガで、「これは良い、他の人にも読んでもらいたい」というメルマガを、  貴方に推薦していただくコーナーです。 ★私のメルマガをお読みいただいて、もし、貴方にとってお役に立つ内容だと  思っていただけましたら、ぜひ、「読者さんの本棚」に、私のメルマガをご推薦  いただけますと幸いです。 ★私のメルマガの内容が、読者の皆様にとって、少しでも一人でもお役に立てて、  一人でも多くの方に読んでいただけたらと思う次第です。 ★まぐまぐの「読者さんの本棚」への推薦方法は、・・・・・・・・   1.「まぐまぐ読者さんの本棚」へアクセスする ↓↓↓↓↓↓↓↓↓      http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.htm 2.あなたがお読みになっているメルマガの中から、3誌を推薦する。 その3誌の中に、私のメルマガも入れていただけますと幸いです。 3.私のメルマガは、・・・・・・       タイトル :「薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報 」       まぐまぐマガジンID : 0000128457  ご推薦いただけますと、本当にうれしいです。よろしくお願い申しあげます。 ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ ◆◆読者の皆様へのお願い◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ★私が「これはスゴイ」と思ったメルマガをご紹介させていただきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◎シカゴにお住まいの精神科の先生が書いているメルマガです。 ◎「お医者さん」と言うと、「固い」というイメージがあるかも知れませんが、  そのイメージを、物の見事にうち砕いてくれる内容のメルマガです。 ◎映画に対する造詣の深さと、巧みな文章力は、メルマガを読んでいる  だけなのに、その映画のスクリーンが見えてくるようです。 ◎楽しく読めて、しかも、ご専門である精神科領域の病気のこと、「不眠症」  「うつ病」「自殺」などの「心の病」のことが理解できてしまうという、  「これはスゴイ」と、私が思ったメルマガです。 ◎貴方も登録してみてはいかがですか ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ *********************************************************************** ■■ まぐまぐメルマガ大賞2004 新人賞受賞  ■■ ■■  「シカゴ発 映画の精神医学」       ■■ 体の健康には誰もが関心がありますが、心の健康は意外と忘れがちです。 アメリカ在住の精神科医が発行するこのメルマガでは、映画を題材に 「不眠症」「うつ病」「自殺」などの心の病気についてやさしく紹介しています。 まずは登録→  http://www.mag2.com/m/0000136378.htm *********************************************************************** ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ***************************************************************** 当メルマガ 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報の目次 ☆過去に発行済みの内容です。 発行済みのメルマガは、当店ホームページからご覧頂けます(一部を除く)。     ↓ ↓ ↓ ↓ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html 創刊号 リノール酸は、猛毒の油に変身する!! 2号 抗ガン剤。効く癌・効かない癌 3号 絶対にウソを付くような人ではない友人の勧めで買ったその商品。    でも、知らないうちに貴方は騙されているのかも!! 4号 「イワシの頭も信心から」。鰯は「どうでも良い物」の代表のよう    に言われますが、そんな鰯からアトピー・慢性湿疹の薬が出来まし    た!新発想が生み出した副作用の非常に少ない薬です。 5号 女性の髪は若さのシンボル。男性にとってフサフサの髪は「女性に    もてる」必須アイテム。大○製薬のリ○ップなんか目じゃない、男    性にも女性にも効く育毛剤があった!! 6号 太りにくく痩せやすい体質の作り方 7号 沖縄の長寿は、遺伝か環境か? 8号 高血圧の話し。3回シリーズの第1回目 9号 高血圧の話し。3回シリーズの第2回目 10号 高血圧の話し。3回シリーズの第3回目 11号 「身体のしくみ」━わかりやすさを最優先した場合、こんな内容     になります(厳密に言うと間違がった表現がありますが)。 12号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの1回目 13号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの2回目 14号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの3回目 15号 医食同源「クスリ」になる身近な食べ物/柿・ゴマ・ダイコン 16号 薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」その1/解熱鎮痛剤とあんこ ★緊急報告「『にがり』取りすぎ健康被害の恐れ」 17号 薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」その2/便秘薬と牛乳 18号 「葛根湯医者」はヤブ医者?それとも名医? 「葛根湯医者」に     学ぶ漢方のカゼ薬の上手な使い方。 19号 顔の汗を、即効で、引かせる方法 20号 【1】食品別、食中毒を起こさないための注意点      第1回 ハム・ソーセージ・自家製野菜などのビン詰め・な             れ寿司(魚を使って発酵させた保存食品)     【2】当店を訪れたお客様の話シリーズ。     第1回「臭わないにこしたことはない?」 21号 【1】食品別、食中毒を起こさないための注意点   第2回「牛肉・サラダ・和えもの・漬け物」 【2】「やせた男性は、ガンに注意」という記事が8月12日の日経新       聞に載りました。「疫学調査」の結果だそうです。       「疫学調査」って何? 疫病つまり伝染病の調査? 22号 【1】「寝る子(供)は育つ」、「寝る大人は美肌になる」     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる変 身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの1回目−「『体脂肪率』の本当の意味」 23号 【1】薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」           その3/風邪薬・解熱鎮痛薬と、アルコール(お酒)     【2】イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法 4回シリーズの一回目 「漢方の痔の飲み薬「レンシン」は、『どのような症状            だったら、早く効くか?良く効くか?』」 24号 【1】薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」          その4/コーヒー・紅茶・日本茶と喘息の薬他     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる変 身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの2回目         「寝る前の体重と、朝起き抜けの体重との差の意味するもの」 25号 【1】知ってて欲しい、「エイズ」の正しい基礎知識−第1回目     【2】イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法        4回シリーズの2回目         「『やったーっ! お尻スッキリ! 気分もスッキリ!』と         いう方のお話」 26号 【1】知ってて欲しい、「エイズ」の正しい基礎知識−第2回目     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる 変身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの3回目         「マイク○ダ○エットの、より効果的な使い方」 27号 【1】知ってて欲しい、「エイズ」の正しい基礎知識−第3回目     【2】「イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法」       4回シリーズの3回目         「『激しい痛み』プラス『ひどい出血』という状態でも、          飲み薬『レンシン』は有効か?」 28号 【1】今話題のコエンザイムQ10。多種類が販売されています。 選択のポイントは何?     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる 変身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの4回目         「痩せやすく、太りにくい体質を手に入れる方法」 29号 【1】糖尿病4回シリーズの第1回「糖尿病とは」     【2】「イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法」       4回シリーズの4回目 「便器が真っ赤になる!」そんなひどい症状の場合でも           レンシンは有効か? 30号 【1】今話題のコエンザイムQ10の働き         (1)コエンザイムQ10と老化         (2)コエンザイムQ10と美容     【2】糖尿病4回シリーズの第2回「糖尿病は、何故恐い?」 31号  糖尿病4回シリーズの第3回       「糖尿病は遺伝する−身内に糖尿病の人がいる方は要注意」 32号 【1】コエンザイムQ10の「効用」/その1回目     【2】糖尿病4回シリーズの最終回「糖尿病にならないための日常生活」 33号 「食物繊維の話−全く違う働きのある2種類の食物繊維」        2回シリーズの1回目「食物繊維とは」 34号 「食物繊維の話−全く違う働きのある2種類の食物繊維」        2回シリーズの2回目「食物繊維の上手な取り方」 35号 【1】コエンザイムQ10の「効用」/「愛用者の声」     【2】糖尿病に関してのご質問に答えて。          HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)とは? 36号 【1】肝炎の種類と予防法     【2】コエンザイムQ10に関するご質問にお答えして、          そもそも「コエンザイムQ10」って何? 37号 DNA鑑定とは? 臨時号 【1】訂正とお詫び 【2】血液製剤「フィブリノゲン」でC型肝炎の危険 38号 ペットと人間に共通の病気−その第1回      犬の75%、猫の97%が持っている(保菌している)パスツレラ菌 39号 お屠蘇(とそ)の話 40号 おせちの「栄養学」 41号 花粉症について−第一回「花粉症対策の2つの『すごい物』」 42号 死者14名、ノロウイルス大流行?! 43号 ノロウイルスに関連して、「ウイルスって、そもそも何?」の1回目 44号 ノロウイルスに関連して、「ウイルスって、そもそも何?」の2回目 45号 インフルエンザウイルスについて 46号 【1】鳥インフルエンザウイルス「人から人への感染する可能性が濃厚」     【2】コエンザイムQ10配合クリーム 47号 ガンを「退治」出来る(かも知れない)免疫学の話。その1回目 48号 ガンを「退治」出来る(かも知れない)免疫学の話。その2回目 49号 【1】花粉症と漢方薬−「漢方では、同じ花粉症でも、症状によって漢方薬        を使い分けます。すると、副作用はなく良く効きます」 【2】花粉症の方の、「症状を軽くするポイント」     【3】花粉症ではない方の、「花粉症にならないための注意点」 50号 「『猛犬(もうけん)』ならぬ『盲検(もうけん)』に注意!!」というお話 51号 ペットと人間に共通の病気−その第2回・オウム病 52号  鳥インフルエンザ(新型インフルエンザ)の最新情報 53号 風俗産業従事者の32%、一般女性の11%が感染している性病(その     前編) 54号 【1】風俗産業従事者の32%、一般女性の11%が感染している性病       (その後編)     【2】以前、当メルマガで紹介させて頂きました痔の漢方薬「レンシン」        を服用いただいておりますお客様からのご質問にお答えして。 55号 今話題のガ○ュ○に関連して。ガ○ュ○ブームに火を付けた某番組の     内容の中で、ちょっと変な所があったのに気が付きましたか? 56号 日本人で初めてヤコブ病(BSE)で死亡者。しかし、ヤコブ病よりも     「恐ろしい」(かも知れない)「現実」が日本にある!?(前編) 発行済みのメルマガは当店ホームページで公開中(一部を除く)です。     ↓ ↓ ↓ ↓ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html ★今週の内容 57号 日本人で初めてヤコブ病(BSE)で死亡者。しかし、ヤコブ病よりも     「恐ろしい」(かも知れない)「現実」が日本にある!?(後編) 58号以降も、続々と発行します! kenkodo@oregano.ocn.ne.jp 発行済みのメルマガは当店ホームページで公開中(一部を除く)です。     ↓ ↓ ↓ ↓ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html ー[プロフィール]ーーーーーーーーーーーーーーーーー[プロフィール]ー ■長澤 昭(ながさわ あきら)1952年 静岡県生まれ 1980年に薬局を創業。 2000年、毎日新聞「アミューズ」に、「漢方薬に詳しい薬局」として、 全国わずか35店のうちの1店として取り上げられる。 2001年、約300の病名・症状別の「病気別漢方選薬システム}を完 成させる。 2002年、現在は、当店HPにて公開中 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ------------------------------------------------------------- □登録/解除の方法      ↓ ↓ ↓ http://kenkodo.web.infoseek.co.jp/melmaga.html (E-Magazineからご購読の方はこのメルマガの一番下に解除フォーム有り) ------------------------------------------------------------- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー □注意・免責事項 ◎一般の方向けの内容なので、厳密な医学用語は使用していません。医学 的な専門性から考えた場合、妥当でない表現あると思いますが、なるべく 平易な表現を使用するようにしてあります。 ◎個別の健康相談を行うものではありません。 ◎体の状態は個人によって異なっています。現在治療中の方はかかりつけ  の主治医と相談をしてください。 ◎ご自分の責任の範囲でご利用ください。記載内容を利用し生じた結果に  ついて、当方では責任がとれませんのでご了承ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ========================================================== 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報 発行者:漢方の健康堂薬局  発行責任者:長澤昭 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