***************************************************************** 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報・14号2004.7.2 ***************************************************************** ーーー今週の内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 14号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの3回目 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆ちょっと一言◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ こんにちは〜〜! 今回からお読みいただく皆様、はじめまして。 漢方の健康堂薬局の店主 長澤昭と申します。 当メルマガ「薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報」の購 読をお申し込みいただいた皆さん、本当にありがとうございます。 すでに前回以前からお読みいただいている皆様、今週もよろしくお願いし ます。 知らなかった!そうなんだ!目からウロコの新知識を毎週お伝えしてまい ります。分かりやすい表現ということを第一に考えて書いています。 「知ってて本当に良かった」と貴方に思って頂けるよう、頑張りたいと思 います。 ぜひ、ご意見ご感想をお寄せ下さいね。   kenkodo@oregano.ocn.ne.jp なお、ご質問に関しては、基本的には、メルマガの中で答えさせていただ きます。質問者のプライバシーは、氏名は匿名(イニシャルのみ)とし、住 所は県名のみ公表とすることで守ります。 ただし、健康や病気に関しての個人的なご質問で、それに個人的に答えて ほしいという場合は、メールではなくお電話でご質問下さい。 健康や病気という重要なこと故、双方向でお話した上でないと、適切なア ドバイスは難しいと思います。電話番号は055−987−9866です。 電話相談は10時〜19時までお受けしています。 ◆ここからが本題◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ーーー今週の内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 14号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの3回目 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第1回目・第2回の復習 1.はじめに  ○活性酸素は、本来、我々の身体にとってなくてはならないものです。   活性酸素の本来の役割は、身体の外から侵入してきたバイ菌(細菌・   カビ・ウィルスなど)を殺す働きです。  ○しかし、活性酸素は「両刃の剣」なのです。必要以上にたくさんある   と「暴走」してしまうのです。活性酸素が増えすぎてしまうと、本来   の働きであるバイ菌を殺すだけでなく、我々の身体の細胞も殺したり   傷つけたりしてしまうのです。その結果、傷ついた細胞が有害な物質   を作り出したり、正常な働きが出来ないような傷りを細胞に作ってし   まったりします。  ○この活性酸素が原因で起こる病気は、病気全体の90%だと言われて   います。さらには、シミ・そばかす・シワも、活性酸素が原因です。   そして、老化の原因にも活性酸素が深くかかわっています。  ○したがって、活性酸素が増えすぎてしまわないようにすることは、健   康にとっても、美容にとっても、健康で長生きするためにも、とても   重要ことなのです。 2.活性酸素の話の前に、酸素の働きについて    ○酸素の働きは「酸化」させるということです。「酸化」とは、「燃     やす・腐らせる・錆びる・殺菌する」ということです。 3.酸素と活性酸素の関係    ○我々が生きていく上で絶対に必要なのが酸素です。その酸素を体     内で活用する過程で自然と活性酸素が出来てしまいます。    ○もちろん酸素は生きていく上でなくてはならないもの。「酸化」     という反応によって、我々人間はエネルギーを作り出して生きて     います。    ○活性酸素もまた、生きていく上でなくてはならないもの。活性酸     素の本来の役割は、身体の外から侵入してきたバイ菌(細菌・カ     ビ・ウィルス)を殺す働きです。その強力な酸化作用で、バイ菌     の細胞膜を(人間で言えば皮膚)を酸化することにより、溶かし     てしまって殺してしまいます。 ○しかし、活性酸素は「両刃の剣」なのです。必要以上にたくさん     あると「暴走」してしまうのです。活性酸素が増えすぎてしまう     と、本来の働きであるバイ菌を殺すという働きだけでなく、我々     の身体の細胞も殺したり傷つけたりしてしまうのです。    ○その結果、傷ついた細胞が有害な物質を作り出したり、正常な働     きが出来ないような傷を細胞に作ってしまったりします。    ○また、「不飽和脂肪酸」という悪友と出会うと、とてつもない「悪     さ」をする「過酸化脂質」という「極道者」を作ってしまいます。 以上が1回目と2回目の復習です。 ここからが今週の内容です。 4.活性酸素が過剰に発生する原因   活性酸素は酸素を体内で活用する過程で自然に出来てしまいます。た   だし、活性酸素が過剰に出来てしまった場合のみ、活性酸素は「悪さ」   をするのです。では、活性酸素が過剰に発生する原因は、・・・・     A紫外線      フロンガスの使用によるオゾン層の破壊。その結果地球に到達      する紫外線の量が増えてしまいました。紫外線は活性酸素が過      剰に発生する原因になるのです。     B.放射線      放射線も活性酸素が過剰に発生する原因になります。私の家の      近くには原子力発電所がないから放射線をあびてしまう心配は      ないので私には関係ない、とは言えません。レントゲン撮影と      は放射線をあてるということです。レントゲンを撮ると、どれ      だけ人体に害が及ぶのかを調べた研究があります。それによる      と、ちょっと驚くような結果が出ているのです。      東大理学部教授の加藤邦彦先生の「レントゲン照射による寿命      の短縮」についての研究によりますと、胸部X線検査で1日半      寿命が縮まる、胃の透視1年半寿命が縮まる、CT検査で15      0日寿命が縮まるのだそうです。レントゲン検査も安易にうけ      るべきではないですね。検査を受けるかどうかは良く考えて決      めるべきですね。     C化学物質      農薬(除草剤)・殺虫剤・医薬品(抗ガン剤)・窒素酸化物N      OX(排気ガス・工場の煤煙)・加工食品なども、活性酸素が      過剰に発生する原因になります。 5.活性酸素を防ぐためには     A活性酸素が過剰に発生する原因を取り除く       ◎紫外線をあびないようにする。       ◎放射線をあびないようにする。すなわち、レントゲン撮影        は必要最低限にする。       ◎化学物質を極力体内に取り込まないようにする。インスタ        ント食品などの食品添加物の入った食品、お総菜の揚げ物        ・ポテトチップス等の油で揚げたお菓子は控える。農薬の        残留している野菜は避ける。     B活性酸素を無害化してくれる食品をたくさん食べる。活性酸素      を無害化してくれる物質を「抗酸化剤」と言います。「抗酸化      剤」には、ビタミンA・ベーターカロテン・ビタミンB2・ビ      タミンC・ビタミンE・ポリフェノール(赤ワインやココア)      ・カテキン(お茶)などがあります。特にこの中でも、ビタミ      ンのAとCとEとベーターカロテンは、食品から取りやすいで      すので積極的に食べましょう。       ◎ビタミンAを多く含む食品          うなぎ、レバー、チーズ       ◎ベーターカロテンを多く含む食品(油を使って調理すると        吸収が良くなる)   にんじん・ほうれん草・かぼちゃなどの緑黄色野菜、          柿、びわ       ◎ビタミンCを多く含む食品   ブロッコリー・ピーマンなどの緑黄色野菜、いちご、          柑橘類、緑茶       ◎ビタミンEを多く含む食品          オリーブ油、小麦胚芽、ナッツなどの木の実、サバな          どの青魚 以上、活性酸素について3回シリーズでお伝えしました。今一度ポイント を書いておきます。 1.はじめに    ○活性酸素は、本来、我々の身体にとってなくてはならないもので     す。活性酸素の本来の役割は、身体の外から侵入してきたバイ菌     (細菌・カビ・ウィルスなど)を殺す働きです。    ○しかし、活性酸素は「両刃の剣」なのです。必要以上にたくさん     あると「暴走」してしまうのです。活性酸素が増えすぎてしまう     と、本来の働きであるバイ菌を殺すだけでなく、我々の身体の細     胞も殺したり傷つけたりしてしまうのです。その結果、傷ついた     細胞が有害な物質を作り出したり、正常な働きが出来ないような     傷りを細胞に作ってしまったりします。    ○この活性酸素が原因で起こる病気は、病気全体の90%だと言わ     れています。さらには、シミ・そばかす・シワも、活性酸素が原     因です。そして、老化の原因にも活性酸素が深くかかわっていま     す。    ○したがって、活性酸素が増えすぎてしまわないようにすることは、     健康にとっても、美容にとっても、健康で長生きするためにも、     とても重要ことなのです。 2.活性酸素の話の前に、酸素の働きについて    ○酸素の働きは「酸化」させるということです。「酸化」とは、「燃     やす・腐らせる・錆びる・殺菌する」ということです。 3.酸素と活性酸素の関係    ○我々が生きていく上で絶対に必要なのが酸素です。その酸素を体     内で活用する過程で自然と活性酸素が出来てしまいます。    ○もちろん酸素は生きていく上でなくてはならないもの。「酸化」     という反応によって、我々人間はエネルギーを作り出して生きて     います。    ○活性酸素もまた、生きていく上でなくてはならないもの。活性酸     素の本来の役割は、身体の外から侵入してきたバイ菌(細菌・カ     ビ・ウィルス)を殺す働きです。その強力な酸化作用で、バイ菌     の細胞膜を(人間で言えば皮膚)を酸化することにより、溶かし     てしまって殺してしまいます。 ○しかし、活性酸素は「両刃の剣」なのです。必要以上にたくさん     あると「暴走」してしまうのです。活性酸素が増えすぎてしまう     と、本来の働きであるバイ菌を殺すという働きだけでなく、我々     の身体の細胞も殺したり傷つけたりしてしまうのです。    ○その結果、傷ついた細胞が有害な物質を作り出したり、正常な働     きが出来ないような傷を細胞に作ってしまったりします。    ○また、「不飽和脂肪酸」という悪友と出会うと、とてつもない「悪     さ」をする「過酸化脂質」という「極道者」を作ってしまいます。 4.活性酸素が過剰に発生する原因    ○活性酸素、酸素を体内で活用する過程で自然に出来てしまいます。     ただし、活性酸素が過剰に出来てしまった場合のみ、活性酸素は     「悪さ」をするのです。では、活性酸素が過剰に発生する原因は、          A紫外線     B.放射線     C化学物質 5.活性酸素を防ぐためには    ○活性酸素が過剰に発生する原因を取り除く       ◎紫外線をあびないようにする。       ◎放射線をあびないようにする。すなわち、レントゲン撮影        は必要最低限にする。       ◎化学物質を極力体内に取り込まないようにする。インスタ        ント食品などの食品添加物の入った食品、お総菜の揚げ物        ・ポテトチップス等の油で揚げたお菓子は控える。農薬の        残留している野菜は避ける。    ○活性酸素を無害化してくれる食品をたくさん食べる。       ◎ビタミンAを多く含む食品          うなぎ、レバー、チーズ       ◎ベーターカロチンを多く含む食品(油を使って調理すると        吸収が良くなる)   にんじん・ほうれん草・かぼちゃなどの緑黄色野菜、          柿、びわ       ◎ビタミンCを多く含む食品   ブロッコリー・ピーマンなどの緑黄色野菜、いちご、          柑橘類、緑茶       ◎ビタミンEを多く含む食品          オリーブ油、小麦胚芽、ナッツなどの木の実、サバな          どの青魚 以上が、活性酸素の話、3回シリーズでした。 ***************************************************************** 当メルマガ 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報の目次 ☆過去に発行済みの内容です。 創刊号 リノール酸は、猛毒の油に変身する!! 2号 抗ガン剤。効く癌・効かない癌 3号 絶対にウソを付くような人ではない友人の勧めで買ったその商品。    でも、知らないうちに貴方は騙されているのかも!! 4号 「イワシの頭も信心から」。鰯は「どうでも良い物」の代表のよう    に言われますが、そんな鰯からアトピー・慢性湿疹の薬が出来まし    た!新発想が生み出した副作用の非常に少ない薬です。 5号 女性の髪は若さのシンボル。男性にとってフサフサの髪は「女性に    もてる」必須アイテム。大○製薬のリ○ップなんか目じゃない、男    性にも女性にも効く育毛剤があった!! 6号 太りにくく痩せやすい体質の作り方 7号 沖縄の長寿は、遺伝か環境か? 8号 高血圧の話し。3回シリーズの第1回目 9号 高血圧の話し。3回シリーズの第2回目 10号 高血圧の話し。3回シリーズの第3回目 11号 「身体のしくみ」━わかりやすさを最優先した場合、こんな内容     になります(厳密に言うと間違がった表現がありますが)。 12号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの1回目 13号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの2回目 発行済みのメルマガは当店ホームページで公開中(一部を除く)です。     ↓ ↓ ↓ ↓ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html ★今週の内容 14号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの3回目 15号以降も、続々と発行します! kenkodo@oregano.ocn.ne.jp ***************************************************************** ■**PR***************************************************PR**   ●当店のHPです。「貴方の症状に合った漢方薬7日分超格安価格に    て御提供中」です。良かったら見てね。     ↓ ↓ ↓ ↓    http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/ **PR*****************************************************PR** ー[プロフィール]ーーーーーーーーーーーーーーーーー[プロフィール]ー ■長澤 昭(ながさわ あきら)1952年 静岡県生まれ 1980年に薬局を創業。 2000年、毎日新聞「アミューズ」に、「漢方薬に詳しい薬局」として、 全国わずか35店のうちの1店として取り上げられる。 2001年、約300の病名・症状別の「病気別漢方選薬システム}を完 成させる。 2002年、現在は、当店HPにて公開中 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 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