****************************************************************** 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報・30号2004.10.22 ****************************************************************** ーーー今週の内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 30号 【1】今話題のコエンザイムQ10の働き         (1)コエンザイムQ10と老化         (2)コエンザイムQ10と美容     【2】糖尿病4回シリーズの第2回「糖尿病は、何故恐い?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆ちょっと一言◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【トピックス】  ■ウコンの摂取は、慎重にした方が良いかも?! 10月19日「西日本新聞」朝刊に、「ウコン摂取後、症状悪化」という記事  が載りました。 その記事の内容は、「もしかしたら、肝障害のある方がウコンを摂取すると、 逆に、肝障害が悪化してしまう場合があるかもしれない。」というものです。 ウコンは、「肝障害があるから」という理由で飲んでいる人が多いと思います。 厚生労働省は、「ウコンで肝障害を起こしたとの報告が増えており、因果関係 があるか、研究班に調査を依頼している。その報告を待って対応を考えたい」 とコメントしています。 ですから、ウコンの摂取は、しばらくの間、慎重に考えた方が良いかも知れません。 ■「西日本新聞」朝刊に、「ウコン摂取後、症状悪化」という記事の要旨    ◎東京逓信病院が同病院の患者を対象に実施した調査では、1996年以     降、11人がウコンとの因果関係が疑われる肝障害が発生している。    ◎厚生労働省の調査でも、ウコンによる肝障害が相次いでいることから、     同省は対応を検討している    ◎同病院の消化器内科の横本直明部長によると、原因は不明だが、(ウコ     ンの)代謝物質が肝臓に負担をかけたり、アレルギー反応を起こしたり     した可能性があるほか、摂取開始で気がゆるみ生活習慣が乱れたことも     考えられると言う。    ◎死亡例などの2人を除き、(他の患者はウコンの)使用をやめたら改善   した。 ◎死亡した女性は肝硬変で同病院を受診。状態は安定していたが、2001年     医師に告げずに百貨店で購入したウコンを毎日スプーン1杯を飲み始め     たところ約2週間後に症状が悪化、入院したが腹水がたまり約3ヶ月後     に死亡した。    ◎また、60代の肝硬変の男性は、(ウコンを)飲み始めた後に肝性脳症     で入院した。橋本部長の指導でウコンをやめ食生活を改善することで状     態は回復、一命を取りとめた。    ◎ほかにもB型やC型の慢性肝炎患者6人が肝機能悪化で入院するなど、     計11人がウコン摂取後に肝障害を発症した。 以上が記事の内容です。   注1)記事の中では、ウコン以外にも霊芝・田七人参・黒酢・オリゴプロテ    インなどで7名が肝障害を起こしたということも書かれていますが、      記事のメインはウコンであるためその部分の内容は省略しました。   注2)上の「記事の要旨」中の、( )内は、筆者加筆 そして、上の記事には、以下の2つのコメントが掲載されていました。    ●八重山薬草園(沖縄県石垣市)の店主白石幸一さんのコメント       ウコンが原因とはっきりしている死亡例は、世界的にもないはず。       ウコンで症状が良くなった人は、たくさんいる。通常の摂取であれ       ば問題ない。    ●厚生労働省新開発食品保健対策室の話       ウコンで肝障害を起こしたとの報告が増えており、因果関係がある       か、研究班に調査を依頼している。ただ、もともと肝臓が悪い人が       飲んでいるケースが多い上、ほかの食品と併用していることも多く、       すぐにウコンが悪いと言うのは難しい。仮にウコンが原因だったと       しても、成分が悪いのか、本人の体質や特定の製品の製造方法が要       因なのか、見極めなければならない。研究班の報告を待って対応を       考えたい。 ■もし、貴方のお知り合いでウコンを飲んでいる方がいらっしゃいましたら、こ  の内容を教えて差し上げてください。当メルマガは、下の当店ホームページ  に「バックナンバー」として掲載してあります。 ◎当店ホームページ→→→→ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html  ◎当メルマガへの登録は→→ http://www.mag2.com/m/0000128457.htm ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆ここからが本題◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ーーー今週の内容ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 30号 【1】今話題のコエンザイムQ10の働き         (1)コエンザイムQ10と老化         (2)コエンザイムQ10と美容     【2】糖尿病4回シリーズの第2回「糖尿病は、何故恐い?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【1】今話題のコエンザイムQ10の働き  (1)コエンザイムQ10と老化   1.人は誰でも老化していきます。「老化」とは、いったいどういうことな     のでしょう? 老化を一口で言いますと「錆びる」ということです。     「鉄の錆び」を想像していただくと、少しはイメージがわくかもしれま     せん。鉄が錆びるのと同じように、我々人間の身体の中でも「錆び」が     進行してゆくのです。 錆びが進行することが、老化する大きな原因の     1つなのです。 2.鉄の場合は、鉄と空気中の酸素とが反応して出来たのが錆びです。 人間の身体の錆びとは、脂肪(不飽和脂肪酸)と酸素(活性酸素)とが反応 して出来た過酸化脂質という物質が「錆び」です。つまり過酸化脂質と     いう名前の「錆び」が出来ることが、老化の大きな原因の1つです。 3.しかし、人の身体が「錆びる」と言われても、ピンとこないと思います。     そこで、このことを出来るだけわかりやすく説明していきたいと思います。 4.人間の身体は60兆個の細胞から出来ています。その一つ一つの細胞が、     それぞれの役割りを持っていて、その役割を十分に果たしていることが、     すなわち健康と言うことなのです。細胞の中味を原形質と言います。     そして、その外側は細胞膜という膜でおおわれています。そう言われて     もピンと来ないという方はミカンを想像してください。細胞をミカンに     例えますと、ミカンの皮の部分が細胞膜、中の実の部分が原形質です。     この皮の部分には不飽和脂肪酸という名前の脂肪がたくさん含まれてい     ます。過酸化脂質(錆)は不飽和脂肪酸と酸素(活性酸素)とが反応して出     来るため、過酸化脂質(錆)は皮の部分に出来やすいのです。すなわち、 その皮の部分=細胞膜が過酸化脂質(錆)によって壊されてしまうという     ことなのです。ミカンの皮が腐って溶けてしまった姿を想像してもらえ     ば良いでしょう。   その結果、ミカン(細胞)は、その機能を果たすことが出来なくなってし     まいます。 5.「皮が腐っても、ミカンの中味が何でもなければ問題はないのでは」と     お考えの方もいるかもしれません。しかし人間の細胞の場合は皮すなわ     ち細胞膜が非常に重要な働きをしているのです。 細胞膜の働きは、・・・・・・     A細胞膜は、細胞内に栄養物質と酸素を送り込む働きがあり、           単に中味を保護するという働きだけではない。     B細胞がその役割を果たすために活動した結果出来た        カス(代謝排泄物)を、細胞の外に排出する。     Cバランス良く我々の身体が活動できるように、他の 細胞との連携を取る。     ミカンの場合は食べるのは中の実だけであって、皮は中味を保護すると     いう働きだけですが、細胞の場合は、以上のようにとても重要な働きを     しています。 6.さらに過酸化脂質の怖いところは、1つの細胞(ミカン)が壊された場合、     それで終わりではないと言う点です。我々の身体は細胞(ミカン)から出     来ていて、細胞(ミカン)がびっしりと詰まっているわけですから、いわ     ば、箱にびっしりと詰められたミカン箱が我々の身体と言うことです。     その箱の中の1つの細胞(ミカン)が壊されると、その壊れた細胞(ミカ     ン)がその隣の細胞(ミカン)を壊してしまう、そしてまた隣の細胞(ミカ     ン)を壊してしまう、というように次々に壊し続けていってしまうとい     うのです。 7.箱に詰まっているミカンのうちの一つが腐ると、隣のミカンも次々に     腐っていくのと良く似ています。ミカンの場合は、腐った物を見つけた     ら、それをすぐに取り除けば、箱の中のミカンが次々と腐るのを防ぐこ     とが出来ます。   8.人間の場合、この過酸化脂質という名前の錆びを分解する(取り除く)こ     とがなかなか出来ないので、いつまでたっても身体の中にあるのです。 9.つまり、過酸化脂質という名前の錆びが出来てしまって老化が始まって     しまうと、少しずつではありますが、止まることなく、老化し続ける     (次々と隣のミカンを腐らせていく)ということなのです。 10.しかも、「老化」だけでなく、酸化の連鎖が病気を引き起こす原因にな     っているのです。たとえば、・・・・ Aレンズの働きをしている眼の水晶体の中にある不飽和脂肪 酸が過酸化脂質になってしまうと、レンズである水晶体が 濁ってきてしまいます。そしてやがては眼が見えなくなっ てしまいます。これが白内障です。    B血管の細胞の中にある不飽和脂肪酸が過酸化脂質になって        しまうと、動脈は錆び付いて弾力を失ってしまいます。        これが動脈硬化症です。    C脳細胞の中にある不飽和脂肪酸が過酸化脂質になってしま うと、脳細胞の指令がうまく伝達できなくなってしまいま す。人が何かを考えたり、手足を動かそうとした時、その 指令がスムースに伝達されなくなってしまいます。これが 痴呆症の一メカニズムです。     以上、3つの例しか挙げませんでしたが、この過酸化脂質が原因で起こ     る病気は、病気全体の90%以上だと言われています。 11.過酸化脂質が関係していない病気は、肺炎・腸炎・かびによる感染症     くらいしかありません。これ以外の病気は、みな過酸化脂質が関係して     いるとも言われています。 そして、病気だけではなく、美容・美肌上の、シミ・そばかす・シワな     どの原因も過酸化脂質が大きく関係していると言われています。 12.したがって、過酸化脂質が増えないようにすることは、美容にとっても、     健康で長生きするためにも、とても重要ことだと言えます。過酸化脂質     を減らすことが出来れば、若々しく健康で、そして寝たきりになること     もなく、楽しい一生をおくれるという可能性が高まります。 ■当店で作成した「コエンザイムQ10の詳しい資料(無料)」は、まだ  在庫がございます。もし、御希望の方がいらっしゃいましたら、メールにて  お申し込み下さい。 1.郵便番号 2.住所 3.氏名(読み方の難しい御名前の方はふりがなを   付けて頂けますと幸いです)4.電話番号 5.メールアドレス、そして   必ず「6.コエンザイムQ10小冊子希望」と明記してください。 6項目とも、漏れなく御記入下さいますようお願い申しあげます。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ kenkodo@oregano.ocn.ne.jp 「コエンザイムQ10小冊子」の内容 1.コエンザイムQ10と健康 2.コエンザイムQ10と老化   3.コエンザイムQ10と美肌   4.過酸化脂質を増やさない方法   5.コエンザイムQ10のサプリメントを選ぶ基準   6.最後に。私がお奨めする商品 (2)コエンザイムQ10と美容    1.そもそも、肌の老化はどうして起こるのでしょう? 2.まずは、「若い肌」とはどういう肌か? お肌の内側に「真皮(しんぴ)」      という場所があります。そこには繊維芽細胞(せんいがさいぼう)と      いう名前の細胞があります。実は、この繊維芽細胞がお肌の若さを      保つ働きをしているのです。繊維芽細胞は、せっせとコラーゲンを      作り出しています。出来たてのコラーゲンは、弾力性・伸縮性が抜群、      コラーゲンいっぱいの肌は、多少の力が加わっても、そのたびにバネ      のように跳ね返して元に戻ります。これが若い肌です。 3.では、「老化した肌」とは?      前半の(1)の「コエンザイムQ10と老化」の所に書きましたが、      過酸化脂質によって、1つの細胞(ミカン) が壊されると、その壊れ      た細胞(ミカン)がその隣の細胞(ミカン)を壊してしまう。そしてまた      隣の細胞(ミカン)を壊すというような連鎖が繊維芽細胞で起きる、と      いうのが「老化した肌」です。つまり、繊維芽細胞が破壊されてしま      って、コラーゲンを作れなくなってしまうのです。 コラーゲンを失った肌は、まるでバネを失ったベットのように、    衝撃を受けても跳ね返す力がなくなってしまいます。この積み重ねが、      シワに発展してゆくのです。 4.この過酸化脂質が出来るのを抑えてくれるのがコエンザイムQ10      なのです。      ビタミンC・ビタミンEなどにもその働きはあるのですが、一番強力      で、一番早く力を発揮するのがコエンザイムQ10です。    5.しかも、シワやタルミの予防効果だけでなく、出来てしまったシワや      タルミまで改善する働きもあるのです。    6.ただ、コエンザイムQ10を取ることで、お肌に良い効果を期待した      い場合、1つ問題があります。      それは、・・・・・       A.コエンザイムQ10は、我々の身体にはなくてはならない物質       B.したがって、摂取したコエンザイムQ10は、生命維持に不可         欠な臓器に優先的に配分されます。 C.生命維持という観点から言うと、優先順位の低いお肌には、         なかなかコエンザイムQ10が補給されにくいのです。       D.ですから、お肌にコエンザイムQ10を十分に補給するために         は、コエンザイムQ10を、十分、かつ、長期間に摂取する必         要があります。    7.そこで考えられたのが、コエンザイムQ10を化粧品に配合して、直      接お肌から吸収させれば良いという考え方です。      コエンザイムQ10の「先進国」である欧米では、この発想に基づい      て、コエンザイムQ10配合の化粧品は、以前から販売されていまし      た。そして、その効果は、7月12日の「あるある大辞典2」でも紹      介されていましたように、シワ・タルミなどに、効果があります。    8.しかし、日本国内では、今まで、コエンザイムQ10配合の化粧品は、      認可されていませんでしたが、つい最近、認可がおりました。    9.もし、コエンザイムQ10に、美容的効果を求めるのであれば、サプ      リメントとして摂取するよりも、コエンザイムQ10配合の化粧品を      ご使用になる方が良いと思われます。 ■当店では新たに「コエンザイムQ10と美容」という資料を作成いたしました。  御希望の方がいらっしゃいましたら、メールにてお申し込み下さい(無料)。  1.郵便番号 2.住所 3.氏名(読み方の難しい御名前の方はふりがなを  付けて頂けますと幸いです)4.電話番号 5.メールアドレス、そして  必ず「6.コエンザイムQ10と美容の小冊子希望」と明記してください。 この小冊子は、今まで差し上げておりました小冊子「コエンザイムQ10小冊  子」と名前が似ております。くれぐれも「コエンザイムQ10と美容の小冊子  希望」と明記してくださいね。  6項目とも、漏れなく御記入下さいますようお願い申しあげます。  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  kenkodo@oregano.ocn.ne.jp では、次ぎに今週の二つ目のテーマ「糖尿病4回シリーズの第2回『糖尿病は、 何故恐い?』」についてお伝えします。                                     【2】糖尿病4回シリーズの第2回「糖尿病は、何故恐い?」 厚生労働省によって2002年に行われた糖尿病実態調査(速報値)によります と、「糖尿病が強く疑われる人」と「糖尿病の可能性が否定できない人」の両方 を合わせると1620万人、成人の約6人に1人「糖尿病の可能性がある」とい うのです。 成人の約6人に1人ということは、貴方の職場に30人の方がいたとしたら、そ のうちの5人が「糖尿病の可能性あり」ということになります(もちろん平均的 な比率として)。 「でも、糖尿病って中年以降の病気でしょ、私には関係ない」とお思いの方、し たの数字をご覧下さい(この数字は、平成9年厚生労働省による「糖尿病実態調 査」より)。 「糖尿病が強く疑われる人」と「糖尿病の可能性が否定できない人」とを合わせ た数字で、20代男性1.3%、30代男性6.1%。女性は20代で2.4%、 30代で5.3%となっています。 しかも、もし貴方の身内に、糖尿病の方がいらっしゃったら、さらに可能性は高 くなってきます。何故なら、糖尿病は遺伝するからです。 そんな糖尿病についてお伝えします。 【2】糖尿病4回シリーズ、その2回目「糖尿病は、何故恐い」 糖尿病ではいろんな合併症があらわれてきます。糖尿病が恐ろしいと言われるの はこの合併症があるからです。  1.目を襲い失明の恐れもある網膜症      網膜症は失明の恐れもある怖い合併症です。高血糖の状態が長く続く      と目の網膜の血管が傷んできます。やがて血管が破れて出血をします。      最初のうちはこの出血は簡単に止まるのですが、これをくり返してい      るとやがて出血した場所が硬くなって(繊維化して)使いものにならな      くなってしまいます。網膜とはカメラに例えればフィルムにあたる所      です。フィルムがダメになってしまえば何も見えなくなってしまいま      す。日本における失明の原因の第一位が糖尿病による網膜症です。      一年間に3,000人もの人が失明しています。  2.腎臓を襲い尿毒症まですすむ糖尿性腎症      糖尿病が進むと腎臓の障害も起きてきます。腎臓の役割は血液中の不      要な老廃物を濾過して、尿の中に排泄する働きです。その働きのため      に腎臓には細かい血管(毛細血管)が毬のように寄り集まっています。      糖尿病で血糖が高い状態が続くと、この毛細血管が傷んでしまいます。      その結果、血液の中の老廃物が濾過できなくなってしまって、汚れた      血液のままになってしまいます。この状態を腎不全と言います。      そして人工透析をしなければいけないことになってしまうのです。      人工透析の原因の第二位が糖尿病によるものです。年間8,000人      もの人が新たに人工透析をしなければいけなくなっています。  3.神経障害      一番発症の頻度が高いのが神経障害です。糖尿病が進むと、ブドウ糖      が神経細胞の中に入り込んで神経の働きを低下させてしまいます。し      びれから始まって、ひどくなると全く感覚がなくなったり、ものすご      い痛みになったりします。最悪の場合は、足の先に栄養が届かなくな      り壊疽(えそ)を起こして化膿してしまって足を切断しなければいけ      ないことにもなる場合さえあります。 以上、糖尿病の代表的な合併症の3つについてお伝えしました。 しかし、私がお伝えしたかったことは、「壊疽になって、足が腐るぞ!」などと 脅そうというのではありません、私が本当にお伝えしたかったことは、これから お伝えすることです。 それは、糖尿病と診断されてしまうと、その治療には、食事療法と運動療法が付 き物だということと、三大合併症が現れる以前の比較的初期の段階でも、「精力 減退」という症状が現れやすいと言うことです。つまり、人間の三大欲望のうち の2つ、つまり、食欲と性欲が十分には満たされなくなってしまうと言うことで す。「お腹一杯」食べられないことは、糖尿病と診断されその治療が始まった時 点からです。そして、やがて、「精力減退」という症状が現れる。これでは楽し い人生とは、言い難いのではないでしょうか。 糖尿病は生活習慣病です。常日頃の生活習慣がその原因であるため、「成人病」 と言う名前から、「生活習慣病」という名前に変更されたのです。糖尿病予備軍 の方はもちろん、今は何でもない方も、生活習慣には気を付けましょう。 さて、次回の第3回は、「糖尿病は遺伝する−身内に糖尿病の人がいる方は要注 意」についてお伝えします。 そして、次の次ぎ、糖尿病4回シリーズの最終回は、「糖尿病にならないための 日常生活」をお送りします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ***************************************************************** 当メルマガ 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報の目次 ☆過去に発行済みの内容です。 発行済みのメルマガは、当店ホームページからご覧頂けます(一部を除く)。     ↓ ↓ ↓ ↓ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html 創刊号 リノール酸は、猛毒の油に変身する!! 2号 抗ガン剤。効く癌・効かない癌 3号 絶対にウソを付くような人ではない友人の勧めで買ったその商品。    でも、知らないうちに貴方は騙されているのかも!! 4号 「イワシの頭も信心から」。鰯は「どうでも良い物」の代表のよう    に言われますが、そんな鰯からアトピー・慢性湿疹の薬が出来まし    た!新発想が生み出した副作用の非常に少ない薬です。 5号 女性の髪は若さのシンボル。男性にとってフサフサの髪は「女性に    もてる」必須アイテム。大○製薬のリ○ップなんか目じゃない、男    性にも女性にも効く育毛剤があった!! 6号 太りにくく痩せやすい体質の作り方 7号 沖縄の長寿は、遺伝か環境か? 8号 高血圧の話し。3回シリーズの第1回目 9号 高血圧の話し。3回シリーズの第2回目 10号 高血圧の話し。3回シリーズの第3回目 11号 「身体のしくみ」━わかりやすさを最優先した場合、こんな内容     になります(厳密に言うと間違がった表現がありますが)。 12号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの1回目 13号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの2回目 14号 梅雨時は物が腐りやすい。我々の身体の中でも「腐る」という現     象が起きます。活性酸素の話。3回シリーズの3回目 15号 医食同源「クスリ」になる身近な食べ物/柿・ゴマ・ダイコン 16号 薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」その1/解熱鎮痛剤とあんこ ★緊急報告「『にがり』取りすぎ健康被害の恐れ」 17号 薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」その2/便秘薬と牛乳 18号 「葛根湯医者」はヤブ医者?それとも名医? 「葛根湯医者」に     学ぶ漢方のカゼ薬の上手な使い方。 19号 顔の汗を、即効で、引かせる方法 20号 【1】食品別、食中毒を起こさないための注意点      第1回 ハム・ソーセージ・自家製野菜などのビン詰め・な             れ寿司(魚を使って発酵させた保存食品)     【2】当店を訪れたお客様の話シリーズ。     第1回「臭わないにこしたことはない?」 21号 【1】食品別、食中毒を起こさないための注意点   第2回「牛肉・サラダ・和えもの・漬け物」 【2】「やせた男性は、ガンに注意」という記事が8月12日の日経新       聞に載りました。「疫学調査」の結果だそうです。       「疫学調査」って何? 疫病つまり伝染病の調査? 22号 【1】「寝る子(供)は育つ」、「寝る大人は美肌になる」     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる変 身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの1回目−「『体脂肪率』の本当の意味」 23号 【1】薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」           その3/風邪薬・解熱鎮痛薬と、アルコール(お酒)     【2】イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法 4回シリーズの一回目 「漢方の痔の飲み薬「レンシン」は、『どのような症状            だったら、早く効くか?良く効くか?』」 24号 【1】薬と食べ物の危険な「食べ合わせ」          その4/コーヒー・紅茶・日本茶と喘息の薬他     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる変 身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの2回目         「寝る前の体重と、朝起き抜けの体重との差の意味するもの」 25号 【1】知ってて欲しい、「エイズ」の正しい基礎知識−第1回目     【2】イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法        4回シリーズの2回目         「『やったーっ! お尻スッキリ! 気分もスッキリ!』と         いう方のお話」 26号 【1】知ってて欲しい、「エイズ」の正しい基礎知識−第2回目     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる 変身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの3回目         「マイク○ダ○エットの、より効果的な使い方」 27号 【1】知ってて欲しい、「エイズ」の正しい基礎知識−第3回目     【2】「イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法」       4回シリーズの3回目         「『激しい痛み』プラス『ひどい出血』という状態でも、          飲み薬『レンシン』は有効か?」 28号 【1】今話題のコエンザイムQ10。多種類が販売されています。 選択のポイントは何?     【2】ダイエットを科学する。「視線釘付け!魅力アップと華麗なる 変身をするためのダイエットの基礎知識」     4回シリーズの4回目         「痩せやすく、太りにくい体質を手に入れる方法」 29号 【1】糖尿病4回シリーズの第1回「糖尿病とは」     【2】「イボ痔又はキレ痔の方は必見−漢方薬で痔を治す方法」       4回シリーズの4回目 「便器が真っ赤になる!」そんなひどい症状の場合でも           レンシンは有効か? 発行済みのメルマガは当店ホームページで公開中(一部を除く)です。     ↓ ↓ ↓ ↓ http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/m-magazine.html ★今週の内容 30号 【1】今話題のコエンザイムQ10の働き         (1)コエンザイムQ10と老化         (2)コエンザイムQ10と美容     【2】糖尿病4回シリーズの第2回「糖尿病は、何故恐い?」 31号以降も、続々と発行します! kenkodo@oregano.ocn.ne.jp ー[プロフィール]ーーーーーーーーーーーーーーーーー[プロフィール]ー ■長澤 昭(ながさわ あきら)1952年 静岡県生まれ 1980年に薬局を創業。 2000年、毎日新聞「アミューズ」に、「漢方薬に詳しい薬局」として、 全国わずか35店のうちの1店として取り上げられる。 2001年、約300の病名・症状別の「病気別漢方選薬システム}を完 成させる。 2002年、現在は、当店HPにて公開中 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ------------------------------------------------------------- □登録/解除の方法      ↓ ↓ ↓ http://kenkodo.web.infoseek.co.jp/melmaga.html (E-Magazineからご購読の方はこのメルマガの一番下に解除フォーム有り) ------------------------------------------------------------- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー □注意・免責事項 ◎一般の方向けの内容なので、厳密な医学用語は使用していません。医学 的な専門性から考えた場合、妥当でない表現あると思いますが、なるべく 平易な表現を使用するようにしてあります。 ◎個別の健康相談を行うものではありません。 ◎体の状態は個人によって異なっています。現在治療中の方はかかりつけ  の主治医と相談をしてください。 ◎ご自分の責任の範囲でご利用ください。記載内容を利用し生じた結果に  ついて、当方では責任がとれませんのでご了承ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ========================================================== 薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報 発行者:漢方の健康堂薬局  発行責任者:長澤昭 http://www3.ocn.ne.jp/~kenkodo/ E-mail: kenkodo@oregano.ocn.ne.jp 「薬剤師だから知っている。3分間の薬と健康の裏情報」の本文は、 著作権により保護されています。 ただ、個人的にお友達に転送することは自由です。その場合、この メルマガの一部だけを転送するのではなくて、全文を転送していた だけると、うれしいです。よろしければ、お知り合いの知人、友人 に教えてあげてくださいね(商用の場合を除く)。 転載の場合はご一報ください。 ==========================================================